心〜7〜

優梨  2008-03-20投稿
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「あ〜本当真奈美マジウザいっ
死ねっ!!優梨もそう思うっしょ??」

「…あっ…うん…そうだね…」

ホラ、やっぱり言えなかった。

確かに嫌いだったけど、死ねなんて思ってないよって。

言えない私は一番最低だ。

今日、家に帰ったら、真奈美に電話してみよう。

ちゃんと話聞いてもらおう。

私には、そのくらいでしか自分の心に素直になれないから。


「…ただいまぁ…」

今日はお母さんが仕事で晩くなるから、電話するには絶交のチャンスだ。

だけど、いざ携帯をめのまえにすると手がとまってしまう。

カチカチカチ……

時計の針の音だけが、部屋に鳴り響いている。

ゆっくりと深呼吸をして、真奈美の携帯番号を一つ一つ押していく。

ブルルルルプルルルル……

何回かコールが続いた

ドクンドクンドクン…

心臓が爆発しそうなほど緊張していた。

出てと願う一方、出ないでほしいと思う部分もあった。

そして……

プッ……

「優梨…?」

真奈美独特の、低い声が聞こえた。



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