「今日、保体のテストがあったんだけどその答案が凄くて困ったよ。」
「どんな答案だったんだ?」
「心臓マッサージをするとき胸部を何?押しますか?という問題があったんだ。俺は10?って書いたんだ。そしたら、答案に赤ペンでそんなに押したら死にますと書かれた答案がかえってきたんだ。」
「いや、お前そんなに押したら確実に変だろ。おかしいと思えよ。」
「話はまだあるんだ。」
「どんな話だ?早く話してくれ。」
「まあ、焦るな。保体のテストの続きで、大人が倒れています。息をしてないから人口呼吸と心臓マッサージをしたいとおもいます。どれくらいのペースでしたらよいかという問題があったんだ。
「何て書いたんだ?」
「心臓マッサージを60回、一分間で240回で行うって書いたんだ。人工呼吸は胸がパンパンにふくらむ程度に息を吹き込むって書いたんだ。そしたら解答に赤ペンで、あなたは蘇生させるのではなく逆に殺す気ですか?と書かれたうえに職員室に呼ばれて説教させられた。(反省文まで書かされた。)」
「…………。お前、もし倒れている人を見ても心肺蘇生法絶対するなよ。」
「もちろん!」
「真顔で言うな。」