健の説明が終わった。
10秒ぐらいの沈黙が続いた。
そして突然。
「楽しそうじゃん!!」
「やろうぜそれ!!!」
「健にしては良いこと考えついたなぁ!」
等、彼の考えに反対する者は一人として居なかった。
もちろん自分も
賛成だった。
健 「だろ──!?俺頭よくねェ?」
いつもなら皆は“調子乗んな〜”とか言うけれど
今日は、
「頭良いよお前!!!!」
「最高!最高!」
馬鹿にする者は一人も居なかった
「健今日冴えてるよね」
と自分に話かけてきたのはウチの親友、
鈴木 侑子(すずき ゆうこ)
ウチはゆうって読んでる。
優しくてノリよくて
でも 怒るときは怒る。
だから大好き!!!
あ!人としてね♪
友 「うん!」
侑 「最高!!!楽しい♪」
健 「でさ!やろうぜ!実際に!!!」
皆 「いえ〜い♪!!」
此処で入って来なければ
1年の生徒が入って来なければ事は此処で止まったかもしれない。
─ガラッ─
皆 「 !! 」
皆、肩をはねらせた。
「あ・・・すいません・・あの〜石井 透(いしい とおる)先輩に話があって・・・・」
これが、始まり。