石井は動揺しながらも重い足取りで一年の方へ向かって行った。
「ふぅ〜・・・・・・・」
誰かから溜め息が漏れた。
よほど一年に驚いたのだろう。
そして、また教室にはざわめきが戻ってきた。
侑 「びっくりしたね〜」
友 「うん・・・・・・先生だったら大変だったもんね」
見付かったら“何やってんだお前等”って怒られるに決まってる。
─バタン─
どうやら一年は帰ったようだ。
よかった。
健 「じゃあいつやるか決め「悪い」
石井が健の言葉を遮った。
健 「は?」
透 「口すべって・・・一年にいっちゃった。」
また沈黙。
皆 「はぁあ!?」
「何やってんだよ!」
「あ〜も〜マジ気分下がるわ〜」
「サイテイダサイテイダ!」
ブーイングの嵐が来た。
もちろん自分もかなりテンションが下がった。
友 「何やってんだよ。」
思わず声に出してしまった
健 「大丈夫だ。透」
皆 「は?」
健 「じゃあさ・・・・・全生徒に広めて全生徒と先生でやらねェ?」
皆一瞬考えたが・・・
「・・・・いいんじゃない?」
「むしろそっちの方がおもしれぇよ!!!」
「いいよ!うん」
皆賛成した。
これから起きる楽しい物語を思い浮かべて。