僕があのとき言いたかったのは
サヨナラじゃなかった
多分心では
多分頭でも
理解できてたその言葉を
唯一僕の唇は
理解を拒絶した
君が欲しいと言う気持ちが
僕には足りなかったのだろうか
ただ闇雲に手を伸ばしてでも
君を手にしたいと
どうしてあのときの僕は
思わなかったんだろう
なにを根拠に
ずっと近くにいてくれるなんて
考えていたんだろう
だから君にあのとき言うべきだったのは
バイバイなんかじゃなかった
総てはもう終わってしまって
過去の出来事なんだけど