次会う約束も見えなくて
別れ際あなたの手に触れてみた
あなたが握り返してくれなくて切なくなる
きっと背を向けたら寂しさが込み上げる
信じることが少しずつ難しくなってくる
不安を抱いて眠る毎日
離れれば何をしているのかも分からなくて
だけど聞けなくて
そうやって自分の中に孤独を増やして行く
輝いていた毎日も愛も暗闇に包まれて行くような気がしてきて怖くなる
造られた傷も舐め合えたら
不安も孤独も許し合えたら
私達は何かを取り戻しに行く為に走って行けるのに
あなたの手をなぞる私の指が寂しくてあなたが愛を与えてくれないから恨めしくて
私の大きく膨れ上がった愛が行き場を失って苦しくなる
いっそこの爪を立ててあなたの手に突き刺してしまいたくなる
これが私の痛みだと血を流すあなたの手を眺めて涙を流したくなる
心の痛みを分かってくれるならこの指があなたに傷を付ける前に優しく握り返して欲しい
願いも恨みに似た思いもはかなく消えるから
また心の行き場をなくして虚しくて爪を噛む
私は日々あなたを想い
それでも会える日を待ち望み
明らかに増え続ける苦しみや孤独に襲われながらあなたを愛して行く