辛すぎる
苦しすぎる
そんな記憶は
無意識に
忘れようとするらしい
覚えていたいことも
忘れ易い年頃になり
尚更
忘れてくれよと
願えば叶いそうなものなのに…
忘れよう
忘れようと思ううちは
忘れられない
それどころか
考えたくもないのに
気が付くと
思考をがんじがらめ
また苦しみ
逃れられないでいる
まるでマゾ的思考回路
気付けば
いつの間にか
眉間に深い皺が刻み込まれている
記憶が薄れないでいるのは
きっと
まだ何か
訴えている
苦しみからの
メッセージと捉えようか…