ボクの右手には、真っ黒な拳銃。
ボクの左手には、真っ白な拳銃。
黒の拳銃は罪人を殺し、白の拳銃は聖人を殺す。
―――今日は、黒い拳銃だけ。
罪人を殺すのは、とっても楽しい。
人差し指を曲げると、すぐにパァンと音がする。
その音は、ボクが罪人を殺している証拠。
「やっ、やめろ!やめてくれーーーッ!!」
怯えた目を見ながら、ボクはクスクスと笑った。
「なに言ってるの?」
罪人のこめかみに拳銃を突き付けた。
パァンと乾いた音、重い衝撃。
笑みがこぼれる。
罪人の脳みその破片が、真っ赤な液体と共に噴き出した。
ドロドロと流れる、真っ赤な血。
もう、罪人は動かない。
(.....つまんないなァ)
続けて、心臓と内臓に弾を打ち込んだ。
ぐちゃぐちゃとした肉片が、床に、壁に、天井に付着した。
「クスクス...あぁ―――楽しい?」
クスクス クスクス クスクス...
んふっ♪
キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ――――――
――――――――――――
―――――あぁ、楽しい?