「仕事を、手伝う・・・?」
「そうだ」
「どんな仕事だよ・・・?」
と、啓吾が言うと男はキョロキョロと辺りを見回した。
「まぁ、ここじゃなんだから別な所で話そう」
と、言うと啓吾と男は車に乗り込み町から出た。
「で、仕事ってのは何なんだよ?」
啓吾が再び問う。
「あぁ、そぉだったな。実はな・・・」
男の話によると、俺達が3年前に追っていた夢玉は破壊されたが別の夢玉、闇夢玉ってのがあるらしい。それを破壊するのが仕事だとさ。
「闇・・・夢玉?」
「あぁ。そいつが厄介な物でな・・・」
「?」
「闇夢玉は、3年前にあった夢玉と同じで、夢を叶えるものだ。だがな、願いを叶えたらその叶えた人は、死ぬ・・・」
「なんだよ・・・それ」
「しかもな、闇夢玉は人々の手から手へ移っていくんだ・・・。だから、そいつが何処にあるかがハッキリとは分からないんだ」
「そりゃあ、厄介だな」
男は、顔をしかめて言う。
「今年に入って闇夢玉のせいで、死んだのは1000人以上だな・・・」
「そんなに・・・」
啓吾は、少し悲しげな表情をした。
「ま、それを壊しちまえばそんなことはもぅ無いけどな」
男が言う。
「まぁ、そぉだろうな」
「それより、この仕事・・・。手伝ってもらえるか?」
啓吾は、少し考えてから言う。
「あぁ、もちろんだ!」
「そぉか・・・」
男は、少し微笑んだ。
「おっと、着いたぜ」
「・・・?」
男は、車を駐車場に止めた。
「あっ・・・ココは・・・」
「あぁ、御前は知ってるだろうな・・・」
啓吾と男は、建物を見る。
「ココは、3年前御前がいたスィークレット・カムパニーだ」