家に帰っても胸のドキドキは止まらなかった
廉から告白されることは大体分かっていた
でも謙二からも告白されるとは思わなかった
私は悩んだ。悩んで悩んでやっと結論がでた
次の日、
私は二人を呼んだ
私 「昨日の事なんだけど…」
そう言うと、二人が唾を呑むのがわかった
私 「まだ答えは出せないの、っというよりまだ出さない!」
思いがけない言葉に二人はぽかーんとしていた
しばらくして廉が口を開いた
廉 「じゃあまだチャンスはあるよね?」
いつになく廉は前向きだった
まるで、どこかへ行ってしまいそうな、そんな感じがした
私はそんな不安を抱きながら
「まぁ、そうだね!」
っと明るく答えた。すると謙二は
謙二 「俺は諦めないからな!何度でも挑戦してやる」
っと言い、その場の空気が明るくなった
しかし、それもつかの間、同じクラスの女子から妙な噂を耳にした
女子A 「ねぇねぇ知ってる?謙二ってもうすぐ転校するんだって」
女子B 「何で?」
女子A 「なんか親の都合で大阪に行くらしいよ」
女子B 「いいな〜、大阪。私も行きたいな〜」
私は自分の耳を疑った
謙二が転校するなんて聞いてないからだ…