はじめて韓国映画を観たのは、2000年の年明けに公開された[シュリ]というスパイアクションだった、
おそらく大々的に公開された初の韓国映画であったはずだ、宣伝文句にも[ハリウッドを凌ぐアクション]とあった。
これを機に、続々と韓国映画が公開された、
2002年には、日韓[韓日]ワールドカップが開催され、テレビでは[冬のソナタ]が大人気、韓流ブームの到来であった。
2005年の年明け、フリーランスとして映像の撮影現場で仕事をしていた私[当時29歳・業界歴9年]は、同じくフリーのベテランの先輩[制作も現場もやる方]から、撮影現場ではなく、事務所内での編集作業をやらないかとの話をいただいた。
2004年末に立ち上がったばかりの、韓国のプロダクションがあり、韓国から輸入された番組を、日本の放送枠内に入るように多少の時間調整をする仕事だった。
編集はもちろんコンピュータでの作業である、パソコンにも編集にも疎い私は、キャリアアップのチャンスと受け止め、喜んで引き受けた…。
私は編集作業でたくさんの韓国番組を観ながら、
[近い内に自分も韓国へ行く機会があるのでは…?]
と、なんとなくだが、考えていた。
その予感はすぐに現実となった、また撮影現場に戻って間もなく、とある観光会社のPRビデオの仕事で、隔年の春に開催される、韓国の陶芸博覧会を撮りに行く事になったのだ♪
2005年4月、京畿道という陶芸の地で、ディレクターも、カメラマンも、私[音声]も、初めての韓国ロケであった、そして陶芸という伝統的なモチーフのロケに参加できた事を、みんな楽しんでいた♪
…一年後、再び韓国へ訪れる機会に恵まれた、今度は音楽番組の仕事であった。
まずは北朝鮮国境に近い公園でロケ、次はソウル市内のタチウオ横丁、この時に見た南大門は、今となってはもう見れないのが残念だ…。
この年[2006年]、久々に実家へ帰った時、私の両親は毎週[チャングム]という人気ドラマを楽しみにしていた(笑)。
…私は現在、韓国語を勉強中である、きっとまた、行く機会がありそうな気がするのだ。
そうでなくても、新大久保や赤坂や上野辺りはハングル文字でいっぱいだ。
そして、韓国作品のリメイクも制作されはじめてきた、[猟奇的な彼女]は、まだ始まりだと思う。