ここは魔物が住まうう崖淵斜陽館でございます。
本日のお客様は『ショート』でございます。
二人の会話が始まったのでございます。
「この世界ってさぁ、何だか狭く無いかい。」
「そういえばさ、世間は狭いって言うよね」
「だよね、良く、こんな処でって有るね」
「不思議だね世界はメッチャ狭いんだ」
「どうしてだか解るかい、不思議君」
「何故なんだろう、解らない。」
「そう、実は私も解らない。」
「なぁんだ、同じかいな」
「でも本当におかしい」
「オカシイって何が」
「気付くのが…。」
「遅かったか。」
「そのようだ」
「どうなる」
「この様」
「あっ」
「…」
この様に、つまり短気は自ら世界を狭くするのでございます。
えっ。
「…」
「おう」
「開いた」
「良かった」
「広がってく」
「良かったよぉ」
どうも…復活したみたいでございます。
話がショートした模様でございます。
次の、お客様は貴方かも知れません。?