「わかった…」（葵） 葵はつぶやくように言った。 「マジ!?よし！ありがとな葵！」（慎吾） 「これでメンバーはそろったっすね先輩！」（ユウタ） 慎吾とユウタは喜んだ。 「ごめんな葵無理言って」（浩紀） 「いいよ、みんなに頭下げられたらさぁ…、それにバンドも楽しそうだし！」（葵） 葵は仕方なく返事をしたようだったがどこか楽しそうだった。 「ユウタ！バンドの話しどうなった？」（啓太） 啓太が教室に入ってきた。 「啓太くんもバンドのメンバー？」（葵） 「はい！そうっすよ！啓太くんも…ってことは葵先輩も!?」（啓太） 「うん、一応ね。」（葵） ２人とも少し驚いていた。 「全員そろったしかるく自己紹介したほうがいいんじゃないか？初対面のやつもいるだろうし」（浩紀） 「そうだな！じゃあ…俺から！ベース担当の慎吾、ん〜ベース歴５年かな！」（慎吾） 「俺はギター担当！俺を呼ぶときはユウタでいいっすよ！３歳からギター触ってました！」（ユウタ） 「ＤＪの恭介、ＤＪは中２のときからやってる。」（恭介） 「俺は、ボーカル…でいいんだよな？一応ラップも担当してる。名前は亮。」（亮） 「え〜っと…、啓太です！俺もボーカル担当です。ん〜、あと合唱部です。」（啓太） 「葵です。担当は…キーボードだよね？…これからよろしくお願いします。」（葵） 「ドラムの浩紀、今年の文化祭は本気でやろうと思ってる…。だから、みんなよろしくな。」（浩紀） メンバーが無事そろって安心した。 「あとは選曲して練習っすね！あの翔って人のバンド驚かせましょうよ！」（ユウタ） 俺はバンドのことで必死になっているのに気づいた、久しぶりだったがとても楽しく思えた。
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