馬鹿にしてんのか!
「ふざけるなよ!」
今年で中三になるタカシは酷いいじめに遭っていた、始まったのは多分入学した時だろう。
俺は何も悪い事はしてないのにだ!急にクラスメイトの嫌な奴らがシカトしやがった。
「人の話位聞けよ」
一度みんなに怒った事がある、これでシカトはなくなったと思い安心した。
だがあいつらは生粋の自己中プラス何も考えない馬鹿だから今度は暴力に変わってきやがった。
「何が楽しいんだ。馬鹿じゃねぇのか」
基本一対五や六とかいわゆる集団リンチって言う奴だ。放課後に呼び出されて思う存分殴られる訳で毎日腹の立つ事ばかりだ。
「誰も助けに来ない…誰も先生にチクる事すらしねぇ・・・。俺見捨てられたのか…」
急に全てが憎たらしいと思うようになった、学校・勉強・家庭・人間・・・
もう俺は助かる事は出来ないのか?全てに見放されたと言ってもいいだろう。
そう思うと全てぶっ壊してやる!と考えてしまう。
こう一人でぼやいている間にもいじめは続いている。
「いい加減にしないと本気で怒るぞ」
ある日とうとう頭に溜まっている怒りが沸騰した。俺はもう怒ったぞ!本当にぶっ壊してやるからな!今に見てろよ」
その日の夜俺はベッドの上である作戦を練っていた、それは多分ニュースに出るくらい大変な事だろう。
学校をジャクする!
スクールジャクって言う奴だ!
決めた!俺は一週間後在学しているこの学校をジャクしてやる!