さて、まずはメンバー集めからだ。
タカシは本気だった一週間後必ずこの学校をジャクすると誓ったのだ。
″誰かいるかな…一緒にジャクする奴何ていないかも、よく考えたら俺のやっているは重罪だからな・・・゙
そうだよ第一学校をジャクする奴何てタカシ位だろう。仮にいたとしても冷やかしに言うと思う。
でも同じ学校の生徒を一人位メンバーに入れないとこっちも不安になる
かなり難しいぞ本気でジャクしようと思っている奴を見つけ出すなんて…。
ならまずは見た目で考えるか。
タカシは教室にいた、いつもは窓際でぼーっと空を眺めているが今日は教室内を眺めている。朝の休憩時間でなるべく多くの生徒を観察している。
友達と一緒におしゃべりしたりプリントをクシャクシャにして投げて遊んでいたり・・・人それぞれ休憩時間を有効に使っているらしい。
騒がしい教室の中ポツンと一人椅子に座っている奴がいた。
″あいつはサダだっげ
眼鏡をかけたサダと言う男は俗にオタクと言う奴だ、しかも武器オタクで周囲からは危ない人だと言われ構わないようにしている。
″どうしようあいつに声をかけようか・・・でも話かけた事ないからな・・・゙
武器オタクならいろいろ武器を持っているかも、取り敢えず声をかけないと事は始まらない。
タカシは小走りでサダに近寄った。
「なぁ一緒にこの学校をジャクしねぇか?」
サダはこっちを見向きもしない。俺がいじめられているからか?関わると自分がいじめられるからか?
何人かこちらを見ている、こちらも小声で言った。
「なぁやってみないか?」
「・・・馬鹿じゃねぇのか?」
言われた!やはり駄目だったのか?
あまりコイツに関わりたくない…これで最後にしよう。
「俺は本気だから、もし興味とかあったらいつでもいいから俺に声かけてくれ」
タカシは教室を出た。
″ジャク・・・が
サダはチラッとタカシが出て行った所を見た。