「・・・」 「・・・」 (なんでそこは覚えているかなぁ) 準はこの場しのぎの嘘を考えた。 「えーと、お母さんなんだ。お母さんの名前が雪なんだ。」 これはもちろん嘘である。 「そうなんだ。よかった。」 (よかった?) 「どうしてよかったなの?」 「私のお姉ちゃんも雪って名前なの。」 (えっ!) 「お姉ちゃんって?」 「・・・私、両親が小さいときに死んじゃたの。」
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用