昇ってきた太陽が、地上を優しく照らし始める。朝靄で視界が不明瞭だった裏路地も、ようやく奥まで見渡せるようになり―― 「赤」が現れた。 そこにあったモノは、血や肉で体が構成され、最近まで動き、話もできた生物、つまり「人間」の「死体」だった。 第一発見者は、普段から裏路地に屯っている不良グループの少年だった。
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