「あ、もしもし孝?暇だから何か面白い事言ってくれ」
「…何で電話なんだよ…。まあいいや。今携帯ショップに来てるんだけどな」
「そうなのか?」
「ああ。携帯機種変えようかと考えてるんだが、中々決められないんだよ。参考までにどれがいいか聞いていいか?」
「いいぜ。どんなのがあるんだよ?」
「一つ目は、着信時に携帯電話に付いてる二つの目が光るやつで…」
「ちょっと待て!なんなんだその携帯は!?」
「二つ目は、メール送信時にレーザービームが出るやつで…」
「おい!いったいどこの携帯ショップ行ってるんだよ!?」
「三つ目は、写メールを撮った時に必ず霊が写るやつで…」
「なんなんだその怪しげな機能のある携帯は!」
「四つ目は、携帯サイトに繋ぐ時に怪しい声が聞こえるやつ…まあ、こんな所かなあ?」
「普通のやつを買え!そんな怪しげな機能がついてないやつを!」
「…う〜ん、そうかなあ…分かった、そうしとくよ」「お、おう、その方がいい。そうしてくれ」
「じゃあ今から変えるから、暫くこっちに電話もメールもできなくなるから」
「おう…ちょっと待て、お前今夜中なのにどこのショップで!?」
「おかけになった番号は現在使われておりません」