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いつもの通い慣れた通学路が、やけに長い道程に感じたー。
いつもより、かなり早く家を出て来てしまったから、
人の流れが少ないからかなー
あたしはー
いつもは、もう少し騒がしい風景を、やけに静かに通り過ぎたー。
母に酷い事を言ってしまったー。
何であんな事を言ってしまったんだろうー。
後味悪いー。
あんな事ー
言わなきゃよかった‥‥‥。
母の泣いた顔を見たのはー
かなり久々だった‥‥‥。
『奈央ちゃん!!』
俯き加減で歩いていた、あたしの背後からー
そんなあたしの沈んだ気持ちを吹き飛ばしてくれるかの様なー
元気な声が響き渡ったー。
『ミズホさん?!』
まさか、ミズホさんもこの時間に登校するなんて思ってもみなかったから、
あたしは、かなり驚いたー。
驚いたのは、それだけではなくー
ミズホさんの髪型には更に驚いたー。
『どぉ?!この髪?!あたしもイメチェンして来たの!!
今日は、コテを奈央ちゃんに貸し出し中ってコトで、巻き髪に出来ないじゃん?
だから、まとめ髪にして来たのヨ。』
ミズホさんもイメチェンして来た様だったー。
今日は、まとめ髪にしたらしいー。
わざと垂らした遅れ毛がー
なんともセクシーだったー。