ある数学の大好きな学者さんが幸せというものを数式で表そうとしました。 学者さんは寝る間も惜しんで毎日毎日難しい数式を紙いっぱいに書きました。でも学者さんはそんな生活を苦しいとは少しも思いませんでした。 もうどれくらいの時間が流れたかわからなくなったころ、お腹も空かなくなったし眠くもならなくなって、ずっと数式が書けると学者さんは嬉しくてたまりませんでした。 学者さんは自分がもう死んでることに気づきもせず幸せの数式を書き続けました。 学者さんはとてもとても幸せでした。
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