〜First Love02〜

あざみ  2006-04-30投稿
閲覧数[464] 良い投票[0] 悪い投票[0]

亜佐美の中で、貴史の存在なんて全くなく、仕事で会話をすることすら無かった。

春に初めて交わした会話以来、早4ヵ月・・・時は、蒸し暑い8月になっていた。


同じ職場のスタッフ淳子(じゅんこ)と一緒に亜佐美が仕事をしていると、貴史が近寄り声を掛けてきた。

「好きな音楽とかアーティストって誰かいますか?」

「やっぱりジャニー○ですね!!」元気に答える淳子。

「はいはい、誰が好きなんですか?」亜佐美に話しを振る淳子。

「うーん・・・最近は、安○奈美○さんとかよく聴きますよ」少し照れながら話す亜佐美。

「そっちは、好きなアーティストとかよく聴く音楽は何ですか?」

「今度、○ツメ○シのLIVEに行くんですよぉ〜」と貴史は答える。

「へぇ〜」(亜佐美・淳子)

(○ツメ○シが好きなんだぁ・・・)

この時、貴史と亜佐美は初めてまともに会話をした。


亜佐美の心の中に、貴史という小さな存在が生まれはじめていた・・・



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 あざみ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ