chicken 9

アスク  2008-04-04投稿
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山田「…へぇー…。」
桜田「…まぁ嘘だけどな…。」
山田「そうか…………、って嘘かよっ!?今までの話全部っ!?」
桜田「冗談だよっ!全部本当のことだ。その後にあいつらから呼び出されて…、さっきみたいなことになったんだ…」
山田「いや、でも普通は行かないだろ?それも、たった一人で…。」

桜田「馬鹿者っ!男たるもの売られた喧嘩を買わないでどうするっ!?1人しっぽ巻いて逃げるなんて、んなカッコわりぃこと、俺ぁぜってー出来ねーっ!」
山田「っ!………………デケェ……!」

桜田「…でも、まさかあんなに大人数で来るとは思わなんだ…。あん時はマジで死を覚悟したぜぇ…。あの塚山とか言う男に感謝だなっ!」
山田「…ガクっ…、やっぱりビビってたんか…。」
桜田「…でもよ…。」山田「…?」


桜田「男には、いつか必ず命をかけて闘わなくちゃならん時が来る…。それは、明日かもしれないし、ヘタしたら、昨日のことかもしれない。だが、どんな理由でも、そういう闘いは、死んでも逃げちゃいけない。失敗したら失敗したで、清々しく砕け散ることが出来る。」
山田「ま、…まぁな…。」
桜田「その闘いが今日じゃなかった、ただ、それだけだっ!」
山田「……やっぱり…………、」
桜田「…?」


山田(コイツはすげぇや……。)


こうして俺と、コイツ、桜田龍怒の物語は、始まった…。


続く…

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