俺と男は、建物内に入った。建物は少し壁の色が薄れてたりしたけど、中身は全然変わってなかった。
「なぁ、アンタ・・・。なんでココを知ってんだ?」
啓吾が言う。
「俺の名前は源二(げんじ)ってんだ」
「俺は、啓吾だ」
「まぁ、俺がココを知ってる理由はな・・」
しばらく源二は黙り込む。
「俺が、龍華と仲間だったからだ」
「龍華と・・・」
「っていっても、4年前の話だ。御前らが龍華と行動する前だな」
「じゃあ、龍華を知ってるんだな・・・?」
「まぁ、知ってるかな」
「じゃあ、何処にいるんだよ?」
源二は黙り込む。
「それは・・・分からない。3年前から行方が分からないんだ」
「そんな・・・」
じゃあ、龍華はあの時・・・
死んだっていうのか・・・?
「でも、何処かの病院で手当てを受けているって言うのは聞いたがな・・・」
「じゃあ、生きてるのか?」
「そぉだろうな」
「よかった・・・」
啓吾はホッとした顔で言う。
「じゃあ、本題に入ろうとしようか」
啓吾と源二はイスに座った。
「まぁ、ほとんど話したんだが。とにかく闇夢玉を壊さなきゃいけない。ココまでは話したよな?」
「あぁ」
「だがな、俺はココに残って情報を集めなきゃいけない」
「じゃあ、俺1人でやるのか?」
「まぁ、そぉゆうことになるな」
源二はいすにもたれた。
「だがな、御前1人じゃ危険すぎる。だから、誰かと一緒に行動しないと」
「・・・」
「でも、誰とやるかが問題だ・・・。息が合わないと、危険だからな」
「大丈夫だって!俺にも考えがある」
「あぁ?なんだ?」
啓吾はニッと笑って言う。
「怜ってヤツの居場所を突き止めてくれよ」