うちは、野本 星(のもと ほし)。学代。つまりは、学級代表。6−2の学級代表でいつもリーダーシップとってたうちが、ある日言われたあの言葉で変わった・・・。変わりまくった。どう変わったかは・・・―――――――――。
「とうっ!!」
ゴスッとも、ドスッとも言い切れない鈍い音が廊下に響いた。後、男子の絶叫の声。おちょくってきたのはそっちやろうがボケぃ!ちっとは考えい!阿呆ぅ!
とまぁ、暴言を吐くうち野本 星やけども、初めに言った通り学代。6−2の学級代表。皆はさ、結構嫌がってしない仕事だけどうちは楽しいからしてるだけの話。別に、何言われようが「好きでしてるから」で通せば、どうとでもなる。っつーか、どうとでもなっとけ!!
「星ぃ〜?またやったのぉ・・・。」
苦笑いする友、未江松 英里(みえまつ えり)はさっきの事について話してた。いやぁ〜、だってね〜!
「とりあえず、あいつだけは特別なんやろ?」
あいつ。その言葉を聞いた時、うちは固まった。冷凍庫に入った気分。いや、内心では入ってたり。めっちゃ一生懸命(←馬鹿)。
―――――――――その後は、英里が何を言ったか記憶になかった(のも当たり前)・・・。