「…。」
何だか怖くなってきた。
自分は何も知らないのに他の人は自分の事を知っている…私が半年前に転校して来たのは事実みたいだし…。
私は皆と過ごしたとゆう記憶がひとつもないのに…。
「…うっ、グスッ…。」
自然と涙が溢れてきた。
もう…わけわからない…。
夢?現実?
「えぇ!?困ったなぁ…あ、こっち来て!」
手首を掴まれ、教室から出た。
今日二度目…もう軽く慣れた。
教室を出てすぐに耕太と舞にすれ違った。
どうやら同じクラスらしい。
てか凄い顔で睨んでたなぁ…。
…悪い事しちゃった…。
ちゃんと謝らなきゃ。
「ここなら思っきり泣いていいよ?」
彼は私を屋上へと連れてきた。
わぁっ…いい眺め。
すごぉい!屋上行った事無かったからこんなの初めて!
あ、私のアパートが見える!
「泣くの忘れちゃったでしょ〜?ちっひーここ好きだもんね?」
また彼がニパッと笑った。