今日の空は、やけに見えにくい。
私には、三歳離れの妹がいる。
妹は、姉の私が言うのも何だが、よく出来る子だ。学校の成績も優秀で人望もあり、友達も多く、異性からもてるらしい。
しかし、私は成績もあまり良くなく、夜遊びばかりしている。初めは夜遊び何てしてなかったが、両親は優秀な妹を褒め、私を妹と比べ叱った。それならといっそうぐれてしまおうと思った。
それから、私は夜の街に出るようになった。こんな事ばかりしている、私にも春がきた。
友達の知り合いに、新人モデルの男の子がいるらしく、実は私はひそかにファンだったりする。
何とその彼が私を紹介してほしいと言うのだ。私は、心を踊らせながら彼に会った。そこで彼に言われたのは、
「君ねの妹さんを紹介してほしいんだけど」
何それ・・・。
心が黒い物で覆われていくのが分かった。
その夜、私は学校の科学室からくすねてきた薬品をジュースの中に入れた。
妹は、今高校受験で勉強を行っている、そこに差し入れと言ってそのジュースを渡した。妹はありがとうと笑顔でジュースを受け取る
妹は、その夜病院に運ばれた。
いいきみだ