妹は、一命を取り留め、次の日の朝に集中治療室から医者に手を引かれでてきた。
両親が名を呼ぶと、妹は焦点が合わないで、両親の方を向いた。
妹は目が見えなくなっていた。
妹は、両親にお姉ちゃんは?と、心配そうに聞く。
私は両親に呼ばれ、妹の近く来た。
妹は私の手をぺたぺたと体を触りながら見つけ握る。
お姉ちゃんは、大丈夫?
妹は心配そうな顔をして、私に聞いた。
何をこの子は言っているのだろう?あんたをこんな目に合わせたのは私だと言うのに・・・
私は、俯きながら大丈夫と答える
と、妹は
よかった・・・、それだけが心配だったの・・・お姉ちゃん、私のジュースを飲んじゃう時あるからと、笑顔で答えた。
妹は、この状況で私を疑っていなかった。
そうだ、妹はいつもそうだった。どんな時も私の味方でいてくれた唯一の人だった。
私は・・・何て事をしてしまったんだ。
気付いたら、涙を流していた。後悔と罪悪感で胸が押し潰されそうになる。
妹は、どうしたの?とまた心配そうな顔になる。
私は、ただゴメンを繰り返して、その場を飛び出した。