endo・memory4

井浦快里  2006-05-02投稿
閲覧数[354] 良い投票[0] 悪い投票[0]

―アクセルの家 電気はついていない。アクセルがベッドに寝そべりながらぼぅっと外を眺めている。外はもう星が輝いていた。「……。」 だが、アクセルはそんな事おかまい無しだ。今日ユキが言った事が気になってしょうがない。 『ずっと手を繋いでいてね。』 「どういう事だ…?」 その時、遠くから微かに雷の音が聞こえた。アクセルがようやく窓に見行った。窓の空には、黒い雲が稲妻と共に渦をまいている。…これは、嵐…?アクセルはハッとした。 「やば!堤防が…!」 アクセルはとっさに立ち上がった。 ―跳ね橋 アクセルは木の剣を持って来ていた。 「堤防が切れたら大洪水だからな〜。」 半ば軽い様子で言ったアクセル。だが、次の瞬間、それは固まった。突然、地面から黒いおかしな生き物が数匹現れる。アクセルは突然の事に驚きながら剣を構えた。 「え!?なっ…何だコイツら…」 その黒は、あの夢で見た闇に似ていた。角の生えたような黒い生き物がアクセルに襲いかかる。アクセルはその攻撃をとっさにガードし、跳ね返ったソイツに剣で殴り付けた。だが―… ―キンッ 「うわ!?」 アクセルの攻撃は、ソイツに弾かれてしまった。そうしてる間にも他の黒い奴らが地面から沸くように現れる。アクセルの顔は青冷めた。 「…。てか、何だよコイツらぁあ〜!!」 アクセルは走り出した。得体の知れない奴をすぐ相手に出来る奴なんて、そうそういない。それに、ユキも心配だ。アクセルは自分自身を急かしながら走った。 しばらく行くと、町中で何故かスカイがあの黒いのに囲まれていた。アクセルが黒いのをかき分けてスカイの隣に立った。スカイがびっくりしてアクセルを見る。スカイの手には剣が握られていた。 「アクセル…!?お前、何で…」 アクセルは半ばキレ気味で叫ぶ。 「知るかぁ!!お前こそこの状況をどうにかしろ!」 スカイはアクセルの言葉に息切れをしながら答える。 「はっ…テメェこそな…」 だが、スカイは段々崩れていき、最終的に倒れてしまった。アクセルがスカイを見て叫ぶ。 「スカイ!!」 アクセルはスカイを持ち上げる。だが、その瞬間に黒い奴らが二人に襲いかかった。 「――!!」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 井浦快里 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ