私、倉島友梨。勉強が得意な中1です。私は今、ある人を待っています。そのある人とは…「お、友梨。今日も待っててくれたのか?」声の主は水草亮。私の幼なじみなの。とってもかっこいいです?「おい、学校行くんだろ?」 亮の言葉に私はハッとする。そうなのだ。学校に行かなくてはならないのだった。私は亮に謝る。 「ご、ゴメン」 うわ、平凡的…。それでも亮は「まぁ、いいけどさ…」と言って許してくれる。私と亮は隣に並んで歩き出した。隣では、亮がアクビを1つ。私はクスッと笑って亮に言う。 「亮ったら、また夜中までゲーム?」 亮アクビをしながら、うなづく。「う…お前はよく知ってるな…」そりゃそうでしょ。何ってたって、5年も片思いしてるんだもん。私と亮幼なじみでお隣さん。だから小さい頃から、いつも一緒だった。だけど、私には分からなかった。これから待ち受ける不幸を…