城山｢どっ、どうしたっ！かっ、かかってこいよっ！｣
桜田｢…くっ…。｣
桜田(やべぇ！勢いだけできてみたが、よりによってこんな時に腹痛かよ…。)
不良2｢なっ、なんかっ、おかしくねぇか？…。｣
不良1｢おっ、お前、なんか震えてねぇか？｣
桜田｢き、…気のせい…だ…。｣
ギュルルルル…
桜田(ぐっ、ぐおぉぉぉぉっ！)
城山｢せっ、先手必勝ってやつだっ！みっ、みんなっ！やっちまえっ！｣
不良一同｢うっ、うりゃあ〜っ！｣
不良1の拳が桜田の腹に直撃した。
ドカッ！
桜田｢…！〜〜〜〜〜〜っ！｣
城山｢っ!?ぜっ、全然大したことねぇじゃねーか…。｣
山田｢！っえ!?｣
城山｢やっぱり…、ハッタリだったんだなっ!?お前らっ！やっちまえぇ！｣
バキッ！
ドカッ！
ボコッ！
桜田｢〜〜っ！｣
桜田｢ダメだ…。腹が痛くて手が出せねぇ…。痛たたた…。こいつらのパンチより腹の方が痛ぇよ。｣
城山｢ぐはははっ！そこで反省してろっ！この金髪ヤローっ！｣
城山は倒れている桜田の背中に軽く蹴りを入れた。
城山｢さて…。山田くん…。これはどういうことかね？｣
城山はいやらしく笑っていた。
山田｢そっ、そんな…。さっきの話は、本当に嘘だったのかよ…。｣
城山｢普通ならぶっ飛ばしてやるとこだが…。今日は気分がいいから…。特別になかったことにしといてやるっ！｣
不良1｢その代わり、明日までに金もってこいっ！｣
不良2｢忘れたら…、お前タダじゃすまねぇぞっ！｣
こうして城山達は気分良く帰っていった…。
不良3｢………。｣
城山｢何してんだーー。帰るぞー！｣
不良3｢…あ、ああ…。｣
不良2｢お前何ぼーっとしてたんだよ？｣
不良3｢ああ…、いやな…。特にねぇよ。｣
城山｢…ふーん…。まあいいや。とりあえずさっさと帰ろーぜ。｣
不良3(…桜田……、……久しぶりだな…。)
続く
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