桜の花がちり終わった季節。学校の屋上に一人の少年がいた。その少年は何か思いつめた顔をしながら新鮮さを無くしてしまった桜の花びらを手に持ちサンサンと光る太陽を見つめていた。「ガサガサっ」少年が居る場所の下で何か音がした。少年は下を見た。そこには一人の少女がいた。少年に背を向けていたから顔は見えなかったが少年は上からのぞいている状態なので少女が何をしているか見えた。少女は手に食堂の販売で一番安いパンケーキを持っていた。そして太陽の光であまり見えないが白く細長い棒を片手で持った後パンケーキをいったん膝の上に置きポケットからライターをだした。少年はハッとなにかに気ずいたのか屋上の段差から飛び降り少女ねのもとへ行き怒った顔をして「タバコは止めろ!!!」と叫んだ。少女はびっくりして手に持っていた物をスカートのポケットに隠した。金髪でピアス…いかにも不良系でタバコを吸ってそうだった。「何っ！」少女は少し驚いた様に言った。「死にたくなくても死んでしまう奴がいっぱいいるんだ！タバコなんか今から吸ってたら死んでしまう年月が少なくなるかもしれないんだぞ！」少年が怒り狂った様に言った。意地悪したかったのか少女が持っていたパンケーキを奪って食べてしまった。そして屋上のドアをバンっとたたいて行ってしまった。少女は少年を黙って見つめていた…
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