叶わない望み‐4

さき  2008-04-10投稿
閲覧数[299] 良い投票[0] 悪い投票[0]

友達の立場さえ失ってしまった。

たった一瞬の寂しさを紛らわすために、永遠の幸せを消してしまった。


ねぇ、もう一度聞いてくれる?

あの時望んでいたのは、私を包んでくれてる時に言ってくれた、花見や映画、散歩をすることだったんだよ。


それが電話では言えなかった。


今の望みは、あなたがそばにいてくれること。


だけどね、賭けをしたの。

誕生日の日にあなたがガチャポンでとったやつと同じのが出てきたら、恋を続けるって。復活することを信じるって。


出てきたのは違うキャラクターだった。



望みは叶わない。


もう、笑って忘れるしかないって思ったよ。


今までありがとう。



伝えたいことたくさんあるの。

まだ全然諦めらんないけど、

あなたと見た夕日や月、あんなにきれいに見えたのは初めて。あなたがいてくれたから、きれいなものを知ったの。

あなたがたくさんの優しさをくれたから、甘えさせてくれたから、孤独でいるのではなく、人に頼ることも大事なんだって知ったの。

あなたのおかげで、片思いから想いが通じ合うことを知った。


あなたのおかげで自分を知った。


まだ引きずるかもしれないけど、私を愛してくれてありがとう。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さき 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ