殺人の理由

山田  2008-04-11投稿
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殺意とは簡単に
起きるものだ。

どんなに浮気をされても、どんなに暴力を振るわれても、どんなにお金をせびられても、好きだった。

優しいところだって
あったし、きっと
彼も本当に好きなのは
私だけ、と信じていた。

でもある日
貯金もついにそこをつき
彼にお金を渡せなくなったそのことを彼に
ゆうと

「じゃあもぅいいや。
別れる。」

それだけだった。

別に彼が仕事をして
くれるなんあまり期待
していなかったし
きっと怒るだろうと
思っていた。


でも一緒にいてくれると信じていた


気付くと私の部屋は
真っ赤になって
足元には包丁でめった
刺しにされた元彼が
落ちていた。

私は満足感と幸福感で
いっぱいだった。

だって−





これでまた裁判官の彼に
会える理由が出来たから



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