千尋へ━ありがとう?

雅〜京  2008-04-11投稿
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「入れよ!」
「ええ!」
部屋に入り
ソファーに座った
「初めからやり直したい」と彼女は力無く言った
僕は言葉が出ない
彼女は僕の胸に顔を埋めた僕の手は
彼女の髪に触れる
僕の脳裏には「自殺」の
文字が浮かぶ
彼女の手は僕の背中へと
伸びる
強く強く!抱き着いてくる顔を上げる
指は唇をなぞり
「抱いて!お願い!」
口づけた
僕はどうしたんだ??
彼女を抱いてしまう
彼女を抱き上げて
ベッドへ
抱擁は昼過ぎまで続いた
彼女の腕の傷に
何度も口づける
痛々しい傷が愛おしく
僕の心を締めつけた
彼女と僕は関係を続けた
だが以前とは違った
彼女は店を辞め
僕のマンションに住み
僕の身の回りの全てを
こなした
まるで妻のように
僕とママの関係も
以前と変わらなかった!
外泊について
彼女が聞く事はなかった
そんなある日
僕は独りの女性と出会った人妻だった
仕事関係で彼女の夫のクレームを処理した事で
食事に誘われたのが
きっかけだった
歳は僕より10歳若く
美しい女性だった
何度か食事をご馳走になり月日は流れた
彼女と再会したのは
行きつけのバーであった!



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