中の部屋のにはヤクザっぽい人だらけだった。
「ヤクザみたいだな。」
「ヤクザだよ。」
薫はつっこんだ。
「なんだ、おまえは!」
ヤクザの一人が気付いた。
「新入りです。」
ヤクザの目線は歩を向いた。
「こいつは!」
「外で見つけたんです。」
ヤクザはニヤッとした。
「俺が連れて・・・」
「自分で連れていくので、組長はどこですか?」
「チッ!組長は奥でお気に入りといっしょだ。」
舌打ちをしたが教えてくれた。
「どうもです。」
薫は歩を連れて奥へ行った。
コン、コン
「入ります。」
中では組長らしき人物と依頼の捜し人、長月奈美がいた。
「今日からの新入りです。見つけた子供を連れてきました。」
「そうか。」
ゆっくりと薫の方を見た。
「一つ言いたい。」
「はい?」
「偽物だってバレバレだ。」
胸から銃を取り出した。
「女だけもらうぜ。」
バンッ!