恋の果て‐1

さき  2008-04-12投稿
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恋の果ては愛だときいた


だけど愛にたどり着くことはできなかった。


最後のデートとなった日。まだ永遠を信じてた。


人の行き交う中で、手が自然に離れた。前から恥ずかしいって言ってたし、しかたないって思った。
手つなごう
の一言が言えずに、泣かないように彼がいる方向とは逆の方を見ながら歩いてた。

店に入ると、必ず彼は私から隠れた。それは遊びのようであったのに、その時の私には、未来を不安にさせた。

いなくなってしまうのではないのか、このまま離れていってしまうのではないか…

涙が自然に流れていた。


「ごめんね。」



それから抑えがきかなくなってた。

寂しい…

1分でメールが返ってこなかったら機嫌が悪くなったサインのメールを送った。
重なった不安が、私に彼を追い込ませる行動をとらせた。


そして別れを告げられた。


私はあの日、あなたの何を見ていたのだろう。
あなたはあの日、何を考えていたのだろう。

恋の最果てが、何故わたしたちは愛ではなかったのだろう。



夢のような毎日が始まった。



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