心はいつも

嵯峨 雅景  2008-04-14投稿
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「ずっと傍にいるよ」
俺は誓った
お前は頷いて
俺に寄り添う
そんなお前が愛おしくて
俺はキスした

俺は19才
お前は15才
まだ2人とも若過ぎた


俺の親父は名門高校の教師母親は教育評論家
兄貴も東大学生
見るからに名門一家!
お前は
親父の高校の生徒で…



お前と俺は出会ったんだ
お前は
世間の事など何も知らないお嬢様で
兄貴に勉強を教えてもらっていた
たまたま家に居た俺は
兄貴の部屋から
泣きながら出て来るお前に会った
追いかけて来る兄貴を
俺はぶん殴った
馬乗りになり殴り続けた
母親が
物々しい音に部屋から
出て来た!
「やめなさい!」と制止するが
俺はやめなかった
お前はただ座り込んでいた母親のマネージャーが
俺を後ろから抑えた!

母親はすぐさま俺に
「何をしているの?」と
叱った
お前が
「……違います」と
言っても
「いいのよ!何も言わなくて!」と
取り合わなかった
お前以外の奴は
すべて敵だった!

俺は孤独だった!
………お前と会うまでは



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