リサはキスが抜群に上手い…
それはさりげなく仕掛けられ…けれど有無をいわせぬ激しさがある。
最初は抵抗していても気がつくと意識がぼんやりとし、甘い吐息が自然に漏れ始める。
そうなったら後はもうリサの思うがままだ。
好きなだけ唇を吸われ、リサの舌に浸食される。
理性は崩壊し、自ら舌を絡め貪欲に求め…
思う存分貪りあった後、ようやく唇が解放された。
ぐったりとした私を見てリサは楽しそうに、ふふふ…と笑う。
その細く美しい指で私の頬を愛しげに撫でながら『可愛い…』と呟いた。
恥ずかしいやら情けないやらで私はリサの顔をまともに見ることができない。
うつむく私にリサはさらに甘く、淫らに囁く。
『…ねえ、もっとキモチイイコト…しない?』
…本当はしてはいけないこと、間違ったことだとわかっていた。
女同士だし、ぶっちゃけ「恋人関係」でもなかった。
けれどただの友人というには近すぎて…
それから何度もキスをしたけどあんなに感じたキスは一度もなかった。
女としたのは…リサとだけ。
キスもそれ以上もリサとだけだ。
『…リサ、今どこにいるの?
私にあんなエロいキス覚えさせていなくなるなんて反則だよ…』
今でもあなたのキスが欲しくてたまらない…
とろけそうに甘く切ない極上のキスが…
終