「君の場所教えてあげようか?」
まるで私が成仏出来てない幽霊のような言い方。酷い。
せっかくこの病院で友達ができたとおもっていたのに。やっぱりなんかなぁ仲良く出来る気がしない。
落ち込みながら私はロビーの椅子座っていた。にそこで、話をしている、二人の看護婦の話を聞いた。看護婦はある患者について話していた。
「有坂由美さんのカルテある?」
「有坂さん?あの子は・・・亡くなった子ですか?」
「そう。あの子まだ霊安室にいるよね?親族の方とまだ連絡とれないの?」
「はい。」
「可哀相に・・・。きっと成仏できてないかも。」
後輩の看護婦はやめてくださいよ。と怖がっていた。私はそんな子がいるのか。と自分よりも可哀相な子がいることに安堵した。私は亜梨沙を捜すことにした。