猫(ミイ視点)

黄粉  2008-04-20投稿
閲覧数[424] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あの人は言った。


「君はミイ。私は亜梨沙。」


(?何言ってるんだ?意味が分からない。)


「名前なんて付けてもわかんないでしょ。」


(ナマエ?君の単語は意味が分からないよ?)


その人の言っていることは分からないけど、表情は解る苦笑い。と、目には水が溜まっている。


「ミイは虐められたことある?・・・・無いでしょ。こんなに可愛いんだから。」


その人の目からは水が溢れて鳴咽を漏らしていた。


泣いている。


恐らくこれを人間は「泣く」というのだろう。可哀相。大丈夫だよ何かあったんだね。何でも話して、僕は君の力になる。


僕はその人の顔に擦り寄った。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 黄粉 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ