「あ!これだ、このコだろ?」
源二が、パソコンの画面を見ながら言う。
「あぁ、コイツだ」
画面には、怜の顔などが書き込まれていた。
「で、今何処にいるんだ?」
「うんとな・・・、ココから20?離れた所にあるミラノって町だな」
「よっし、じゃ行くか・・・―――」
「なぁぁぁぁっ!」
源二が驚きながら言う。
「な、なんだよ?」
「驚いた・・・、この怜ってコね。ミラノの町の王様の養子になってるらしいんだ」
「あ・・・?どーゆうことだよ」
「つまりだ、王様の娘。つまり姫だな」
「姫ぇっ?」
「ま、このコもリイバーにならなかったたらこぅなってた、ってことだ」
「まぁ、とにかく。怜をこっちの仲間に入れる」
啓吾が言う。
「だがな、3年前の記憶が無いんだぞ」
「分かってるさ・・・、早く行こうぜ」
「あぁ」
そして、俺達はミラノへ向かった。
―ミラノ―\r
「は〜ぁ、ココかぁ・・・」
啓吾が上を見上げると大きな城が建っていた。
「おい、啓吾。大丈夫なのか?」
「大丈夫だって!アイツは、結構強いから仕事なんかパパット・・・―――」
「いや、そっちじゃなくてな。御前はその服で中に入れるのか?」
「あ・・・」
「ま、そんなことだろぅと思ってな・・・」
と、言うと源二は車の中からタキシードを取り出した。
「な・・・、それ着るのか?」
「あったりめーだろ!」
「・・・」
―10分後―\r
「じゃ、行くか」
「おぅ!」
と、言って2人は中に入った。