私は何処を捜しても亜梨沙を見つける事は出来なかった。
まさか亜梨沙は私が友達を欲しいと思い過ぎてでてきた幻だったのか?
まさか・・・・・・幽霊・・・?
そんな、非科学的な・・・。色々あったから私は疲れてるんだ・・・寝よう。
「ねぇ。」
聞き覚えのある声。まさか・・・。
振り返ったら後ろに亜梨沙がいた。足音も無く、私に近ずいて来た。
「ひっ!来ないで!いやあぁっ」
「私が君を君のいるべき所に連れていってあげる・・・。」
恐らくいるべき所とは地獄か天国だろう。亜梨沙は私を殺すつもりだ!!
私は走った。その時、能裏に、あの看護士の姿が蘇った。
きっと亜梨沙はこの病院で死んだ・・・今もこの病院にいる、今、霊安室で眠っている・・・有坂・・・、
「ひぃっ!」
亜梨沙が目の前で笑った。
そして、後から鎌のような刃物を・・・
私は目をつぶったきっと私は死ぬんだ。お母さんやお父さんにも会えず・・・。