日が沈む、真っ暗で不気味な夜、都会育ちの俺には違和感だらけだった。東京は一日中明るいから、少し怖かった。
ばぁちゃんは奇妙な寝言を言うし「あーめーまぁ…あーめーまァァァァァ!!!!」
(やべぇ、ばぁちゃん怖えぇぇ!!)
するとガラガラとゆっくりドアの音が、
(来ター!!!!誰か助けて!!!!)
「あの、夜分遅くにごめんなさい!つよし、ちょっと来てほしいんだ…」
「春華かよ、わかったわかった、」
おどかしやがって、春華の奴。そして俺は、春華の家へ
「うちの事は、よしのって呼んで!!」
「いや!でも恥ずかしいし」
「だーめ!!絶対によしのって呼んでよぉ!!」
「よ…よし、よしの」
「なぁに?」
「用があったんだろ、なんだよ一体」
「実は、昨日よく寝たから寝れなくて、だから話しよ!!」
「俺、眠いんだけど」
「う〜(泣)」
「わっ!!わかったから!!朝まで付き合うからさ!泣かないで!!」
「ありがと?」
(だからその可愛らしい言い方すんな!!心が揺れる!!)
朝まで喜乃の話を聞いてやった剛志だった。
(あ〜眠い、わ〜眠い。)
第2話?へつづく!