空に消えた願い。

アイ  2008-04-23投稿
閲覧数[394] 良い投票[0] 悪い投票[0]

嘘でもいいから生きたいと言ってよ。
そしたら助けてあげるから。もう絶対に馬鹿になんてしないから。させないから。
死にたいとか。
何でそうゆう事言うの……!?
生きてよ。願ってよ。

自分が嫌いなんでしょ?

何もナイ。誰の役にも立てない。誰にも必要とされてない。

だから死にたいんでしょ?
だったら私を愛して。
私のために生きて。
私はあなたが必要だよ……。
あなたに救われたよ。絶望も教わったけど暗い日ばかりじゃなかったよ。
笑い合えて楽しかった。温かくて幸せだった。
ねぇ。
それでもあなたは逝くの?



「――神様ありがとう。死にたいくらい幸せでした」



あなたの笑顔、誰よりも優しくて儚げな笑顔。忘れない。



「さようなら」



あなたは今、思い出となった。
私の胸にしまう。
大切なメロディーと共にしまっておくよ。
いつか引き出しを開けた時、優しい音色で響くように……。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 アイ 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ