その夜、幼なじみの
アヤカからメール
が来た。
タイガ「んぐっ…。何だよアヤカ、こんな時間に…。」
『こんばんは。夜遅くにごめんなさい…。今日も試合で会えなかったねっ。でも気にしないで…。みんながタイガに期待してるから、しょうがないしね…。その代わりっ、明後日の約束だけは必ず守ってよっ!じゃ…おやすみ。』
タイガ「……、約束っかぁ……。」
明後日はアヤカと
一緒にこの街で
一番夕焼けが綺麗な
場所に連れて行く
約束だった…。
その場所は
街の真ん中に
やたら大きく
建てられたビル…。そのビルの屋上は
タイガしか知らない
秘密の場所で、
そこから見る街の
景色は最高だった。
タイガはその場所に
アヤカを連れて行く
ことにしたのだ。
タイガ「アヤカの奴…、きっと喜ぶだろうな…。なんせあの景色は世界一だからなっ!」
あの時
あの場所に
いなかったら
タイガとアヤカは
あんなことには
ならなかっただろう…。
その時、時計は
夜の12時を
過ぎていた…。
地球崩壊まで
あと1日