dis-[49]

遥香  2006-05-06投稿
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風間「戦え」

司令は言った。


祐希「――ッ……」


紫穂「……戦う――?ずるいわ。…あなた達、わかってたんじゃないの?」

鋭い非難の目を皆に向ける。


瑞枝「――ッ……戦って――イヴェリスに……」


斜めにやや俯き、彼らと目を合わさないようにしながら瑞枝が言った。瑞枝には、目を合わせることができなかった――。
その指示に対して祐希が口を開く。


祐希「お前等は……俺達が――」

紫穂「“乗ります”――ッて…――」


祐希「――“戦う”って言えばいぃんだろ!??――ッ」



暗がりのなか、今まで無表情だった司令の顔が少しだけ、冷たく微笑んだように見えた。


風間「――それでいい。」



そして、直ぐさま祐希と紫穂の機体の準備が開始される。


―――‐‐‐



《“だれかが”なんて言ってられない。今自分がやらなければ、皆を守れないのなら、やるしかないんだ――》




そう心に誓いをたて、彼等は戦いの運命の下に集った―――



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