飛 [11]

クッキーモンスター  2008-04-27投稿
閲覧数[536] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「…あの、朝の事怒ってる?」

顔を見るのが怖かったので俯きながら問いかけた。

「…何が?」

明らかに素っ気ない返答が返ってきた。

「てか省吾とばっか話してさ〜…どこがいいんだ?」

省吾の事を馬鹿にしたように聞こえ、怒りが込み上げてきた。

「は!?省吾は記憶がない私を手助けしてくれてんのよ!?
彼氏だったら彼女の異変位気付けよ!」

耕太は余程びっくりしたらしく、しばらく黙っていた。

「嘘だろ…?普段から寝ぼけてるから分からなかった。彼氏失格だな…。」

普段の私って…。
その一言で一気に怒りが冷めた。

「これは分かるよな…?分かるって言ってくれよ…。」

そう呟き、銀のブレスレットを私に握らせた。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 クッキーモンスター 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ