「これ以上…千尋を傷つけるな。」
ポタリ…ポタリと耕太の腕から血が流れ落ちている。
「ど…どうして…?」
ゔわ゙あ゙ぁぁ。。
舞はその場に泣き崩れた。
私は呆然と立ち尽くしていた。
それは一瞬の出来事で、何が起こったのか分からなかった…。
ただ分かるのは耕太のほうが先に動いたとゆう事だけ…。
「舞ちゃん…。」
スッと省吾が舞の横にしゃがみ込んだ。
「今ので分かったでしょ…?耕太は本当に…。」
「うん…。始めから分かってたよ?でも悔しいぃ…。」
省吾は頷き、舞の隣を離れなかった。
ズキンっ。心が痛んだ。
私も同じの立場なら…舞のようになってたかもしれない。
「早く病院行って?僕が舞の事見てるから。」
ニパっといつもの笑顔で微笑んだ。