今俺はバス停の前に立っている。
「雨か。」とつぶやく。
5年前、俺は、今日この日、この場所で彼女と再開した。
その日は雨で、俺は親に頼まれた買い物に行くためにバス停に行っていた。
するとバス停に一人女の子が立っていた。
近ずいていくとこっちに気がつきたいたようだ。彼女は驚いたような顔をして声をかけてきた。
「久しぶりだね〜元気だった?淳。」と言ってきた。
見覚えがあるのだが思い出せない。
「ほら!私だよ、かなで!。」と言った。
だんだんと思い出してきた。
「あぁ、かなでだったのか!、気ずかなかった。」
「久しぶりだね〜5年ぶりかな?」
そう、俺は5年前この町から引っ越していた。両親が転勤族であっちやこっちに転校していた。
そして彼女、かなでは、俺幼なじみだ。
家が隣だったこともありよく2人で遊んでいた。
「淳、大きくなったね〜。」
「そういうかなでこそ。」と、他愛もない話をする。
「ところで、どこ行くの?」
「街まで買い物に、そういうかなでは?」
「私も、親に頼まれちゃって。」
「俺も。」
「そうなんだ〜。」
などと話をする。
「そういえば、なんで帰って来たの?」
「ここの高校、全寮制だろ、だから。」
「だったらまた一緒に遊べるね!。」
「そうだな。」
そんな話をしているとバスが着いた。
乗った後バスの中で昔の話をした。
すると、あっという間に街に着いた。けっこう話込んでいたようだ。
「へぇ〜この前までは大阪にいたんだ〜。」とこの前まで行っていた学校のことなどを話す。
「でも、編入試験って入試より難しいんじゃない?」
「まあ、俺もそれなりに勉強は出来るし、でも結構難しかった。」などと話をしながら買い物を済ませた。