今日も夕日が沈む
低気圧が北上したおかげで西には何もない
ただ 何処までも続く水平線の向こうにオレンジ色の太陽が沈んでいく
こういう日には良くグリーンフラッシュが見えるんだ。
十年以上前のまだ船に足がつけていない頃は 幸せになれる兆候として待ちわびたものだった
あれから 何回か見たが今もその神聖視することには変わらない
ただ 同時に忘れようとしていたあの時の淡い想い出が蘇る
名前も電話番号もなぜ 思い出してしまうのか
もう決してかけることができないのに
ただ 忘れさせてほしいのではない 今はただ私ができなかった彼女を幸せにすることが 誰かのてで行われてることを願い光をあびている